後から振り返っても正しかったと思えるかな?
2021年05月31日
テニスの全仏オープンに出場中の大阪なおみ選手が
1回戦を勝った後の記者会見を拒否したことで
日本円で約160万円の罰金を課された、と報道されました。
大会に先立ち、
今後、試合後の記者会見は受けないと宣言していた大阪選手ですが、
そのとおりの行動で、罰金も想定どおりでした。
たしかに、試合に勝ったあとの記者会見は気持ちいいでしょうけど、
負けた後の記者会見はつらいでしょうからね。
ただ、この行動については
錦織選手やジョコビッチ選手などのトッププレーヤー達もコメントしてて、
気持ちはわかるけど記者会見は受けなければならない
というのが大方の選手たちの意見のようでした。
もしも、自分の考え方が他の選手たちからも共感を得られる
と大阪選手が考えていたとしたら、これは誤算だったかもしれません。
他の選手たちも指摘してるように、
大会に出場することで賞金をもらい、
また大会によってスポンサーも獲得できることを忘れてはいけない
というのは、「大人」であれば誰でも考えることですが、
強いテニスプレイヤーといっても大坂選手はまだ23歳ですからね。
このまま拒否し続ければ、
罰金だけではなく試合そのものへの出場停止もありうる、
と大会主催者は警告してるそうですが、
そんなことになれば、先日発表された世界のスポーツ選手の長者番付で
女子選手としての世界トップの座(年収60億円!)
もすべてダメにすることになりかねません。
もちろん、スポーツはお金がすべてではありませんけど、
10年後、20年後に大阪選手がこのときの自分の行動を振り返ったときに
それでもあれは正しかった、と自信を持って言えるのか、
まわりの「大人」たちは思いとどまらせてあげたいでしょうけどね。