オリンピックもDXか
2021年07月29日
今回のオリンピックでは
日本チームは各競技ともデータ活用に力を入れてるんだそうです。
たとえばサッカーでは有効な攻撃や弱点を洗い出すにあたって
IT技術で過去の映像を解析するのに協力する企業もあり、
分析ソフトを使ってゴールまでの距離や角度、
シュートコースにいる相手DFの数など様々な要素からゴールの成功率を計算し、
良いプレーの再現性や判断の精度を高めているといいます。
また柔道でも、
過去4万件以上の試合で4千人以上の選手たちの映像を解析して、
道着のどこを握るとどんな技をしかけてくるかといった選手ごとの傾向を分析し、
そうした傾向を事前に選手やコーチに伝えていたといいます。
男子柔道で金メダルが続出している背景には
ひょっとしたらこういう理由もあったのかもしれませんね。
日本中が注目していた男子柔道73kg級の大野選手は
決勝戦で2つの「指導」をもらっていましたが、
これも事前に、今回のオリンピックで審判が指導を出す傾向が分析されており、
大野選手が反則負けとなる3つ目をもらう可能性は低い、という判断が
日本チームにはあったようです。
スポーツもいまやデジタルトランスフォーメーション全盛のようで
これをうまく活用することができれば、
体格などで劣る日本人選手が今後世界トップを争う機会が増えてくる
かもしれませんよ。