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映画雑感 vol.28

2021年08月20日

2019年に公開され、

日本の実写映画としては大ヒットとなった「翔んで埼玉」

という映画をみなさんご存知ですか?

主演はミュージシャンのGACKTと女優の二階堂ふみで、

「パタリロ」という漫画(のちにアニメ化)で有名な魔夜峰央の

同名漫画が原作となっています。

パタリロって、私世代の人たちにとってはなつかしい漫画ですよねー

 

東京を頂点とする架空の関東地方を舞台に、

東京から虐げられた埼玉県人が自由を求めて戦う愛と革命の物語(だそう)ですが、

劇中での埼玉のディスり(※)がとにかくすごい・・・

 (※)けなしたり侮辱したりするという意味ですよ。50代以上のみなさま。

たとえば、

東京と埼玉の県境を埼玉側に一歩またいだ瞬間に、どこの未開の地か・・

というぐらいに埼玉の田舎っぷりを強調する描写がすごいし、

二階堂ふみの

「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」

といった類のセリフの数々・・・

ふつう、これだけバカにされると埼玉の人たちも怒るんじゃないかと思いきや、

埼玉県民からは「もっとディスって!」とか、しまいには他県の人たちまでが

「自分たちのところもいじって欲しい!」といった声が多くあったんだとか(笑)

 

で、来年2022年の公開に向けてなんと続編の制作が決定!

それについての関係者のコメントがまた面白いんです。

GACKT:再びこの、いい意味でくだらないエンターテインメントに関われると思うと

    今から・・・不安しかありません。GACKTがまた高校生を演じるのか・・・

    ダメでしょ? 前作であれだけ埼玉をディスったにもかかわらず、

    監督はまたしても続編をやる気です。監督、バカなの?

二階堂ふみ:真面目に不真面目な大人達が集まる現場にまた呼んでいただけて、

      とても光栄です。

武内英樹監督:続編だからこそできる、日本最高峰の茶番劇をお届けしたい

       と思っています。

魔夜峰央(原作者):改めて言うが、(続編を作るなんて)正気かおまえら

 

1作目はバカバカしいけどおもわず笑っちゃう映画でしたが、

2作目もちょっと楽しみです。

東京に住んだことがある人ならわかると思いますが、

現実はもちろんこの映画ほどヒドくはないものの、

東京、神奈川、千葉、埼玉の人たちが

お互いをどう見てるかという感覚って

けっこうするどく突いてるという評判だったそうですよ。

埼玉であの扱いだと、

北海道はいったいどうなっちゃうのかと思いますけどね(笑)

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