そうか、パラにはF1的な要素が
2021年09月02日
パラリンピックが開催中ですが、
日本人選手の活躍という観点でオリンピックと比べちゃうと
盛り上がりはもう一つかもしれません。
メダルも獲得してはいるものの、
オリンピックでの日本人選手の活躍がすごかったですからね。
で、これはパラリンピックの難しさのひとつかもしれませんが、
パラリンピックって記録の伸びしろがけっこうありますよね。
今大会でも世界新記録がばんばん出てますけど、
現在のオリンピックではそう簡単に世界新記録は出ません。
これは、障害の程度のクラス分けや
個々の選手の障害の進行が影響してるかもしれませんし、
選手たちが使っている各種の器具の進歩が影響してるかもしれません。
男子の走り幅跳びで今回金メダルを取ったドイツの選手は
片足が義足で、その義足で踏み切るんですが、
大会によってはなんと、健常者よりも良い記録を出しちゃうんだとか!
自動車レースのF1にも参戦しているホンダは
パラリンピックで使われる車椅子の制作にも協力しているそうですが、
その素材はまさにF1の車両にも使われる軽量で強度の高い素材なんだそうです。
健常者は自らの肉体のみで勝負する競技が多いのに比べて、
パラリンピックは使用する器具の性能も記録に影響しそうですから、
そういう意味でも、運転する自動車の性能に影響されるF1的な要素があるなあ
と、今回あらためて思いました。
日本人選手が日本新記録を出しても予選落ちする競技もありましたが、
使う器具の性能によっては、今後、日本人選手にチャンスが増えることも
あるかもしれませんよね。