論功行賞人事
2021年10月01日
新しい自民党総裁になった岸田さんによる、
自民党の執行部人事の発表が小出しに始まりました。
で、このとき必ず話題になるのが「論功行賞」人事です。
岸田さんが総裁選挙で勝つために手伝ってくれた人や活躍してくれた人を、
重要なポストに就けるというものです。
本来、その活動が国民の税金でまかなわれている政府や政党与党の人事は
それぞれのポストに合った能力優先で選ぶのが国民のためになり、
自分自身の選挙戦の手柄だけで国の重要なポストを割り振るのは
国民の方を向いてない身内の論理で筋が違う
ということで論功行賞人事は必ず批判の対象になりますよね。
でも、
もし自分が岸田さんのような立場のとき(別に総理大臣とは限りませんよ)
自分の出世に力を貸してくれた人たちを差し置いて、
能力が高いから、という理由でまったく協力してくれなかった人を
重要なポストに就けるという判断ってできますかね・・・
組織の人事については、
有名な経営者の方々もいろいろ名言・格言を残していますが、
これは本当に難しい問題です。
もちろん、極端な論功行賞人事のデメリットは理屈では理解できますから、
それがどうしてもまずいということであれば、
そうしないで済むような仕組みを作らないと、
人の気持ちがかかわる問題だけに、
理屈で批判するだけではなかなか変わらないだろうな、と思うんですけど、
みなさん、どう思います?