リアルさの追求はほどほどに
2021年11月02日
今日のブログは映画雑感ではないんですが、
映画の話題をひとつ。
先日アメリカで、映画撮影中、主演俳優さんが撮影で使っていた銃が暴発して
1人が死亡、もう1人が重傷を負うという事故が起きました。
すなわち、使っていた銃は本物で、実弾が入っていたということです。
俳優さんはハリウッドの有名俳優のアレック・ボールドウィンさん。
出演作はすごくたくさんありますが、
「レッド・オクトーバーを追え!」(1990年)の主演(の一人)や、
「ミッション・インポッシブル」シリーズの直近2作でCIA長官役
といったらわかりますかね?
いくらアメリカとはいえ、
映画の撮影で実弾が使われることはほとんどない、と言われる中、
なぜ実弾の入った銃が使われていたかは現在捜査中だそうです。
昔、日本でも、勝新太郎さんの実の息子さんが役者として出演した映画で
撮影中、本物の日本刀を使ったシーンで他の役者さんを死なせてしまう
という事故がありましたが、
リアルさの追求もほどほどにしないと、
映画業界そのものが衰退したり、アングラ化(※)しかねませんね。
※アンダーグラウンド・・・商業性を無視した前衛芸術ないし実験芸術の風潮
(大辞林より)