セナ以来か
2021年12月14日
自動車レースの世界最高峰 F1は
12月12日に行われた第22戦のレースが今年の最終戦でしたが、
そこでホンダのエンジンを積むチームが勝ち、
1年間行われたレースの総合ポイントでここのドライバーが年間王者になりました。
ホンダエンジンを積む車のドライバーが年間王者となるのは、
伝説の名ドライバー、アイルトン・セナが1991年に年間王者になって以来、
実に30年ぶりのことだったそうです。
そしてホンダは今年限りでF1から撤退することが決まってましたので
残念ながらこれが有終の美という形になりました。
ホンダはこれまでに3回、F1への参加と撤退を繰り返してきましたが、
4回目となる今回は2015年から6年間の参戦となりましたが、
1チームあたり年間数百億円はかかる、と言われるF1ですから、
(エンジン供給だけとか、車体も作るとか、参加形態にもよりますが)
ホンダのような世界的な大企業でも、
継続的に参加しつづけるのは厳しいんでしょうけどね。
そう考えると、F1にずっと参加しつづけてる、
イタリアの自動車メーカーのフェラーリはすごいです(しかも割と強い)。
F1創設年の1950年から今に至るまでずっと参加し続けてるのは
フェラーリだけなんだとか。
なんでもこのメーカーは、F1に参加するのが会社のミッションで、
その経費を捻出するために
乗用車(スポーツカー)を作って売ってる、と言われるメーカーだそうですけど、
多くの株主を抱える上場企業のホンダではそういうわけにいきませんもんね。
ニッチな有料放送になって以来、
私はすっかりテレビで見なくなったF1ですが、
今年初めに少し活躍して注目を集めた日本人ドライバーの角田選手は
後半はそれほど目立つ活躍はなかったんですが、
今回の最終戦では自己最高となる4位に入ったそうです。
しかも、3位で表彰台に登った選手との差はたった0.5秒!だったそうです。
来年からホンダがいなくなっちゃいますから、
代わりに日本人ドライバーが世界をあっと言わせてほしいもんですけど。