またもや会計士が・・・
2022年01月24日
広島県に本部がある社会福祉法人で、
社福には事実上認められてない経営権の売買が行われた上、
社福にあった30億円もの現預金が流出し、
この社福は民事再生手続を開始した(倒産した)
という記事が新聞に出てました。
流出したお金はこの社福で理事長を務めていた医師(72歳)と、
この医師に代わって理事長になった都内の公認会計士(58歳)の男性
の手元にいってるのでは? ということが疑われているそうです。
この会計士はすでに会計士登録を抹消しているそうですが、
驚いたのは、
この男性会計士が日本公認会計士協会の常務理事や、
日本公認会計士政治連盟の副会長を務めていたということです。
(新聞には出てないお名前を私は知りませんけど、
監査法人の知り合いに聞けばすぐわかるんだろうな・・・)
現在、広島県による特別監査が行われているそうですが、
新聞記事に書いてあることが実際に行われてたとしたら、
これは大問題です。
社福はその公益性から税制の優遇措置を受けていて(法人税がかからない等)、
国や自治体からも多額の補助金などが入りますから、
社福が持つお金の一部は税金から賄われているわけですからね。
会計士が主導して香港に資金の受け皿となる法人を設立していた
といった話も記事にはありましたが、
つくづく、専門家の方々はその知識を悪用しちゃいけませんよね。
(私には悪用するほどの知識はありませんけど・・・)