映画雑感 vol.45
2022年01月28日
今回は、1980年代のミニシアター系映画の代表作のひとつ、
「バグダット・カフェ」をご紹介しましょう。
日本での公開は1989年で、
西ドイツ(若い人知ってます?)とアメリカの合作です。
アメリカの砂漠地帯を通る幹線道路沿いに建つ、
レストラン兼ガソリンスタンド兼ホテルのバグダット・カフェ
を訪れたドイツ人女性とそこに集まる人達の交流を描いた映画です。
なんとも不思議な雰囲気の映画で、
ファンタジーと評されることもあるようですが、
そういう描写があるわけではありません。
アクションシーンもなければ暴力や血もなく、
全編を通してすごくおだやかな映画です。
私は大学生のときにレンタルビデオで借りて観たんですが、
これまた2度観しましたね。
大きな盛り上がりがあるわけじゃないので「これは面白い!」
という感じじゃないんですけどね。
ジュベッタ・スティールが歌うテーマ曲の「コーリング・ユー」は
その後いろいろな人にもカバーされた名曲で、
この映画の雰囲気にぴったりです。
不思議な「癒やし」が得られるすごく素敵な映画ですから、
もし観てないならおすすめですよ。
これを書いてて、私もまた観たくなってきました。