そうか、宇宙に連れていけばいいんだ (その1)
2022年03月01日
ウクライナとロシアの停戦協議は1回目が終わり、
とりあえずは2回目も開催されることになるようです。
当初は短期間で制圧されてしまうと思われていたウクライナ側の善戦によって
ロシアが苦戦しているらしいとも報道されてますが、
その理由の一つとして、
ネット上では、ロシア兵士の士気の低さに関する映像なども流れてるようです。
たとえば、乗っていた車両がガス欠で立ち往生してしまったロシア兵に
ウクライナの市民が「詰問」する様子の動画などが出ているようです。
武装したロシア兵が丸腰のウクライナ市民から責められ困惑する様子をみると、
どうやらロシア兵の中にも今回の侵攻に疑問を持ち、
士気がすっかり下がってる兵士も多くいるようで、
いやいや戦争をさせられているロシア兵たちも
なんだかかわいそうになってきます。
今回のは軍事演習だと聞かされていたという兵士も多いようですしね。
そんな中、同じくネット上で興味深い記事を見ました。
国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士たちの話です。
ロシアによるウクライナ侵攻が世界の注目を集める今この瞬間も、
4人のアメリカ人と1人のヨーロッパ人、
そして2人のロシア人宇宙飛行士が地球から400km上空の
国際宇宙ステーションで共に暮らし共同作業を行っているんだそうです。
地上で紛争が起きてる間に、
紛争当事国の宇宙飛行士が宇宙ステーションに滞在するのは今回が初めてではなく、
ロシアとグルジアが衝突したときも、
また、2014年のロシアによるウクライナのクリミア併合のときも
(ロシアがらみの紛争ばっかりだな・・・)
アメリカ人とロシア人の宇宙飛行士は共に宇宙ステーションで
共同作業を行っていたんだそうです。
もちろん、宇宙飛行士たちも地上で何が起きてるか知ってると思いますが、
なにしろ宇宙空間ですから、
宇宙飛行士たちはお互いに協力しないと命に関わります。
なので、地上で何が起きてたとしても、
宇宙飛行士たちはそれまでと変わらず共同作業を行っているんだそうです。
(つづく)