映画雑感 vol.49
2022年03月11日
前回の映画雑感ではアガサ・クリスティー原作の映画を取り上げましたが、
ベストセラー作家の原作を基にしたミステリー映画というくくりでは
これも面白かったですね。
ダン・ブラウン原作の「ダ・ヴィンチ・コード」です。
劇場公開は2006年でしたが、この年に公開された映画としては
世界第2位の興行成績という大ヒット作で
(1位は「パイレーツ・オブ・カリビアン」だそうでこれもいずれ取り上げましょう)
テレビでも何度か放送されてますから
観た方も多いでしょう。
映画評論家などの評価は低かったようですけどね・・・
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品に隠されたキリストにまつわる秘密と現代の殺人事件、
聖杯、シオン修道会、テンプル騎士団などなど、
キリスト教関連のミステリー作品などでは何度も目にする設定が出てきますが、
キリスト教の歴史をよく知らない私のような者でももちろん楽しめました。
逆に、キリスト教に詳しい方々にはかなり不評だったそうで、
それは、キリストにまつわる秘密というのがかなりびっくりする内容で
宗教上のタブーのためか、カトリック教会もこの映画(と原作)を問題視したり、
国によっては上映禁止にしたところもあるそうです。
(暴力などの描写が問題になったわけではありません。)
また、映画評論家の評価が低かったのは、
かなりボリュームのある原作を無理やり150分ほどにまとめたために
展開が早すぎてよくわからないとか、その他諸々問題があったようです。
私は面白いと思いましたけどね。
主人公のラングドン教授を演じたのは名優トム・ハンクスで、
同じ役柄でこの後、「天使と悪魔」、「インフェルノ」という続編
(といってもダ・ヴィンチ・コードとは全然別のお話ですが)にも出演しましたが、
この2つもおすすめですよ。