映画雑感 vol.51
2022年03月25日
前々回の映画雑感ではキリスト教に関わるミステリーとして
「ダ・ヴィンチ・コード」を取り上げましたが、
キリスト教関連のミステリーといえば、
1987年に公開された「薔薇の名前」も有名な映画です。
哲学者であり記号学者でもあるウンベルト・エーコの原作小説を映画化したもので
この人の小説はかなり難解と評判ですが、映画は面白かったです。
(映画の監督はもちろん別の人ですけど)
中世イタリアの修道院で起こる連続殺人事件が話のメインですが、
もうこの設定だけで、なんだかおどろおどろしい感じがしてしまいますが、
その期待を裏切らない、すごくおどろおどろしい映画です・・・
そうですねー、海外版の八つ墓村みたいな感じ、とはちょっと違うかもしれないけど、
印象はそんな感じです(似たシーンがあるせいでそういう印象になってるだけか・・・)
殺人事件の調査をする修道僧(≒金田一耕助、ではないけど・・)
を演じるのが名優ショーン・コネリー、
この人と一緒に調査にあたる見習い修道僧がクリスチャン・スレーター
(そういえば最近、クリスチャン・スレーターを映画でみなくなったな・・・)
で、割といろんな賞をとった映画だそうですから、
面白いのは面白いんですが、
たしかR15指定だったと思いますし、
くどいようですけど、かなりおどろおどろしいですから、
観ようと思う方はご注意を。
この映画に比べたら、ダ・ヴィンチ・コードは爽やかな映画でした。