今日は映画雑感ではありませんけど
2022年03月29日
濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」が
アメリカで最も権威のあるアカデミーで国際長編映画賞を受賞しましたね。
ノミネートされていた作品賞、監督賞、脚色賞では残念ながら受賞を逃しましたが、
日本映画が同賞を受賞したのは2008年の「おくりびと」以来、
13年ぶりの快挙だったそうです。
私のこのブログの「映画雑感」でも去年の9月にこの映画を取り上げましたが、
すごくいい映画でした。
3時間という長さと、カンヌ映画祭でも4冠を受賞した芸術性の高い映画なので
万人に受ける映画ではないかもしれませんが、
今回の受賞をきっかけに、上映や放送の機会は増えるでしょうし、
観る人も増えるでしょうね。
濱口監督には今後ぜひ、
外国映画の枠にとらわれないアカデミーの作品賞や監督賞もとってほしいですね。
それと、
今回のアカデミー賞受賞式ではハプニングもありました。
賞のプレゼンターを務めたコメディアンが冗談のつもりで、
俳優ウィル・スミスの妻の髪型を「いじった」ところ、
当のウィル・スミスが壇上に上がっていって、
このコメディアンの顔を平手打ちし、会場が一時凍りついた、
というものです。
おまけにこのハプニングのあと、
ウィル・スミスはノミネートされていた映画でなんと自身初の主演男優賞を受賞し、
再度(今度は正式に)壇上に上がって、
感謝と先ほどの件に対する謝罪のスピーチをしたそうです。
ウィル・スミスの奥様は病気のせいで独特の髪型にしているそうなので、
冗談でもそれをいじるのはよくないことですけど、
暴力はもちろんいけません。
ウィル・スミスの気持ちはわかりますけどね・・・。