後継者はつらいよ
2022年04月26日
モーターの世界シェア80%で売上が2兆円にせまる日本電産という大企業を
一代で作り上げた永守重信会長(77才)が
昨年、グループ代表者の地位を日産自動車出身の後継者に譲ったんですが、
それからまだ1年も経ってないこのタイミングで
永守会長が再び代表者に復帰する、と発表しました。
後継者が永守会長の期待するような業績をあげられなかったことが原因ですが、
永守会長(77才)いわく、「バトンを渡したのは早すぎた」そうです・・・
ユニクロ創業者の柳井さんやソフトバンク創業者の孫さんもそうですが、
カリスマ経営者のあとの後継者の方々は求められる水準が高くて大変です。
そして、そのカリスマ経営者が創業者だったりすると、これはもう、
だまって見てられないんでしょうね・・・
ただ、
どれほどのカリスマでも歳はとりますから、
見てられないと言ったってどこかではバトンタッチしなければならない訳で、
最悪なのは、後継者が決まらない(育たない)まま、
カリスマ経営者が倒れたり亡くなったりすることです。
77才の永守さんははたして、この先何歳までやるおつもりなんでしょうか。