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映画雑感 vol.55

2022年05月13日

今回は、以前の映画雑感で少しふれた「ブレードランナー」を

取り上げましょう。

この映画は1982年に公開されたものと(もう40年も前か・・・)、

その続編として2017年に公開された「ブレードランナー2049」

という映画があって、「2049」も面白い映画ではありましたけど、

おすすめしたいのはやはり、

SF映画の傑作と言われる1982年のオリジナルのほうです。

 

主演はハリソン・フォード、敵のレプリカントのリーダーを演じたのは

以前ご紹介した「ヒッチャー」という映画で

怖い怖い連続殺人鬼を演じたルトガー・ハウアーです。

(制作・公開はブレードランナーが先)

 

宇宙に進出した人類が人間の代わりに過酷な労働をしてもらえるよう、

レプリカントとよばれる人間そっくりのアンドロイド(ロボット)を開発しますが、

それがやがて人と同じような感情を持つようになり、

脱走したレプリカントがときに人に危害を加えるようになったために

ブレードランナーとよばれる捜査官がこれを見つけて抹殺するという物語です。

映画の時代設定が2019年なんですが、

たぶん映画制作当時は2019年はかなり未来というイメージだったんでしょう、

人類が宇宙開拓のために普通に宇宙へ出て行くようになり、

地球上の街ではたくさんの車が空を飛び交ってるんですが、

2022年の現在、まだそこまでの発展はありませんでしたね。

一方で、

40年以上前には想像もできなかったと思われる、

タッチパネル式の各種操作盤やスマホなどは映画に出てこず、

コンピューターのディスプレイはブラウン管式、

写真も昔懐かしいネガ式で、LEDの照明やライトなども無し、

タバコを吸う人たちの描写もたくさん出てきますから、

(タバコを吸う文化がこれほど廃れることは想像できなかったんでしょうね)

2022年の現在からみると、

想像以上に時代が進んだ部分とそうでない部分のアンバランスさも興味深いです。

 

監督は名匠リドリー・スコットですから面白いですし、

映画としての評価も高い作品ですから、観てないならおすすめです。

続編の「2049」にはオリジナルで主演したハリソン・フォードも出演してますが、

(タイトルどおり、こちらは2049年が舞台)

もしこちらも観るなら、

やはりオリジナルを観てからにしたほうがいいですよ。

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