良いモノを安く、は間違い? (その1)
2022年06月22日
最近、日本国内ではモノの値上げがあいついでます。
欧米を始めとした他の国々のように
国民の給与も上がっているなら問題ありませんが、
日本ではここ何十年も他国のようには給与が上がってないと言われているため
これが問題になってます。
おまけに、コロナから立ち直って景気が良くなる国が多い中、
日本はあいかわらず不景気のままですから、
物価の上昇は泣き面に蜂という状態です。
(不景気での物価上昇を経済学ではスタグフレーションといいます)
マクドナルドの看板商品の一つとして有名なのがビッグマック
というハンバーガーですが、
これの値段を比較することでその国の経済力をはかる指標として「ビッグマック指数」
というのがあります(実際には単純に「経済力」とは言い切れませんが・・)。
同じ材料・同じレシピのビッグマックは世界のどこで食べても同じものですが、
実際には人件費や経費が違うために国によって値段が違います。
日本では現在、ビッグマックの値段は390円だそうですが、
先日発表されたビッグマック指数をみると、
1ドル(US)約115円というレートでみたビッグマックの値段が日本とほぼ同じ国として
グアテマラ(390円=3.38ドル)
ペルー(387円=3.36ドル)
などがありましたが、
日本と同じかそれ以下の国に先進国と言われる国が見当たりません・・・
では、お隣の韓国はというと440円(3.82ドル)、
中国は442円(3.83ドル)と、いずれも日本で食べるより高く、
為替レートが1ドル135円ぐらいになってる現在だと、
それぞれ515円、517円と、日本よりはるかに高い値段になってます・・・
(つづく)