良いモノを安く、は間違い? (その2)
2022年06月23日
(つづき)
それでは本家のアメリカでビッグマックがいくらするかというと、
現在5.81ドルだそうなので
日本円では669円(1ドル135円換算だと784円!)だそうです。
高いですね・・・
では、世界で最もビッグマックが高い国はどこかというと、
スイスの6.98ドルで804円(1ドル135円換算だと942円!)が現在一番高いようです。
1ドル135円換算だと、日本の2.4個分じゃないですか・・・
そういえば、
先日、仕事でアメリカに行った人と話をしたんですが、
アメリカに出店してる日本のラーメン店で食べたラーメンは、
ニューヨーク(だったかな?)だと、
日本円で2,000円~2,500円もするそうで(普通のラーメン1杯の値段ですよ・・・)、
日本の「丼もの」なんか食べちゃうと4,000円以上することもザラなんだとか!
そして現地の人たちはそれを普通にランチで食べてるそうですけどね・・・
日本はいったい、いつからこんな「安い国」になってしまったんでしょうね・・・
そりゃ、中国を含めた海外の人たちからみると、
富裕層といわれる人たちじゃなくても日本のモノが安く感じるでしょうから、
日本へ観光に来れば爆買いはするし、日本の不動産も買われますよ・・・
日本ではこの20年から30年、
モノやサービスの価格が下がりつづけるデフレでしたから
そうした中でも利益が出るよう、各企業は「創意工夫」をしてきたと思うんですが、
ひょっとしたら、そうした日本人の真面目で勤勉な創意工夫が行き過ぎちゃった
ということがあったんでしょうかね?
良いモノを安く売るのは商売の鉄則ですが、
ここでいう「安さ」というのはあくまで「適正な値段」という意味であって、
人件費を含めた経費を無理に下げてまで売値を下げる
ということが求められてたわけではなかったはずなんですけどね。
(おわり)