映画雑感 vol.65
2022年08月26日
前回に続き、今回もアニメでいきましょう。
私が今も繰り返し観るアニメがいくつかある、と以前のブログで書きました。
それはすでに取り上げたスタジオジブリの2作と
今日取り上げる「ルパン三世 カリオストロの城」の3つぐらいなんですが、
この作品はスタジオジブリの作品ではありません。
が、ジブリ創設者の一人である宮崎駿の監督作で、しかも、
宮崎駿の映画初監督作品なんだそうです。
宮崎駿が監督することになったのは、東映動画に在籍していたとき、
テレビシリーズのルパン三世の製作に関わったこともきっかけだったそうです。
公開は1979年と今から40年以上前の古い映画ですが、
地上波テレビでも繰り返し放送されてますから、
これもストーリーの説明は不要でしょうね。要はルパン三世ですし。
ただ、ルパン三世の劇場版はいくつもあるんですけど、
宮崎駿が監督した唯一の作品であるこの劇場版第2作は
他のルパン三世とはずいぶん趣が違って完全に「宮崎版ルパン三世」で、
他のどのルパン三世とも違っています。
(といっても、私がすべてのルパン三世作品を観たわけじゃないですけど)
そして、この作品もまた以前取り上げた2作と同様、
ストーリーからなにから「完璧」なエンターテインメント作品になっていて、
文句のつけようがありません。
過去2つの宮崎作品でも同じことを書いてますので、
単に、宮崎作品が好きなのでは、と言われそうですけど、
でも、世界的に高い評価を受けた「千と千尋の神隠し」あたりは
すごく良い映画ではありましたけど、それほど好みじゃなかったので、
宮崎作品はなんでも完璧、というつもりはありませんけどね。
お叱りを覚悟で独断と偏見を言っちゃうと、宮崎作品は初期のものほど良いですね。
ナウシカとかトトロとか。
たぶん、この作品を観てないという人はあまり多くはないと思いますけど、
もし観てないなら、
アニメのみならず日本映画史上の金字塔的作品とも言われるこの作品は
絶対に観ておくべきだと思いますよ。