インボイスの登録があまり進んでない?
2022年09月13日
消費税のインボイス制度が話題ですが、
インボイス発行事業者への登録は思ったほど進んでないようです。
「思ったほど進んでない」というのは、
国税庁が思ってるほどは進んでない、という意味で
先日、国税の方から弊社顧問先の進捗状況と今後の予定などを聞かれました。
発行事業者へ登録するかどうかは任意で、
弊社では現在、約6割ほどのお客様で登録が済んでますが、
登録するかどうか迷われてる免税事業者(※)以外の方々は今月中、
迷われてる方々についても11月ぐらいまでには目処をつけるよう
お手伝いをさせていただいてます。
とはいえ、
これまで消費税の納税をする必要がなかった免税事業者の方々にとっては
インボイス発行事業者として登録することによって
問答無用で消費税を納めなければならなくなりますから、
登録するかどうかは重要な選択になります。
登録しなくてもデメリットがなければもちろん登録しなければいいんですが、
今回のインボイス制度では登録しないことによるデメリットがけっこうあるために
免税事業者の方々にとっては悩ましい選択になってます。
(課税事業者(※)の方々は特に難しい選択ではなく、登録すればいいと思います)
免税事業者の方々はこれまで
お客様から預かった消費税を税務署に納めることなく、
合法的に自分のふところに入れてたわけですが、
これを吐き出させるために考えられた今回のインボイス制度は実に巧妙です。
円安が進み、世界では今、一人負けなんて言われてる日本の経済にとって
はたしてインボイスは吉と出るのか凶と出るのか。
※免税事業者・・・売上が1,000万円以下で消費税の納税を免除されてる事業者
課税事業者・・・売上が1,000万円を超える事業者