日本は一人負けか・・・
2022年09月21日
先日、NHKのテレビ番組で、
日本の「中流」と言われる所得層の所得が減っている
というデータをみて驚きました。
今から25年ほど前の日本の世帯所得の中央値(もっとも多い部分かな?)は
500万円以上あったそうですが、
現在はこれがなんと130万円も減って、370万円ほどになってるんだそうです。
世帯の合計所得が370万円ぐらい、という層が最も多くなってるということですよ?
しかも、25年前の方がこれより130万円も高かったんです。驚きません?
富裕層や、中央値よりもっと低所得の方々まで含めた全世帯の平均所得そのものは
この25年ほどで3%上昇しているそうですが、
中間層が全般的に落ちている、ということのようです。
ちなみに、
アメリカやヨーロッパの主要国は同じ期間に40%以上も所得が増えてるそうですから、
この数字を見る限り、日本はまさに一人負けの状態です。
テレビでインタビューを受けてた若い夫婦が
せっかく手に入れたマイホームの支払いができなくなって手放す様子や
50代半ばのわりと大きな会社に勤めるサラリーマンの方が、
この30年ぐらいで給与の手取りは逆に減ってる、というのを見て切なくなりました・・・
1980年代ごろまであれほど「世界を席巻」した日本は
いつからこんなことになってしまったのか・・・
日本のお鮨屋さんに来てたアメリカ人家族のインタビューを別の番組で見ましたが、
私からみるとそこそこの値段だったお会計の金額を聞いて
「安い! ニューヨークなら倍はする!(もちろん英語で)」と言ってました・・・
(今は円安でもありますしね)
このままでは先進国にとどまることすら危うくなっていくんじゃないか
と心配になりますが、日本全体のことはともかく、
弊社職員の給与は今後も増やしていかなければ、とあらためて思いましたね。