映画雑感 vol.69
2022年10月07日
今回もちょっと(というか実際はかなり)怖い映画をご紹介しましょう。
2013年に公開された「悪の法則」という映画です。
以前も書きましたが、
私はいわゆるホラー映画や血がいっぱい飛ぶ映画が苦手でほとんど見ませんので
この映画も基本的にはその類ではなく、
激しいバイオレンスな場面もほとんど無いんですけど、
それを想像させる怖さはほとんどホラー映画並みの映画です。
主人公の弁護士がお小遣い稼ぎにと思って手を出した取引には
メキシコの麻薬カルテルが関わっており、
ちょっとした誤解やミスから、この弁護士が命を狙われることになります。
正確には、直接は狙われずにもっと怖い目に合う、というストーリーです。
監督はリドリー・スコット、
主人公の弁護士にマイケル・ファスベンダー、
その他の重要な役柄で、ブラッド・ピット、キャメロン・ディアス、ペネロペ・クルス、
ハビエル・バルデムという豪華俳優陣で、
私はこの豪華出演者たちをみて映画を観ることにしたんですが、
観終わった後はちょっと後悔しましたね・・・
そんな映画をここで紹介するのもどうかと思うんですが、
その後にネットなどで実際のメキシコ麻薬カルテルの恐ろしさをみて、
現実の世界にはエイリアンやゾンビより怖い人間たちが存在する
ということを知り(もちろん映画のストーリー自体はフィクションですけど)、
現実の世界の闇を知ることもときに必要か、と思いまして・・・
ちょうど同じ時期に公開されていた「ワールドウォーZ」
という映画に主演したブラッド・ピットは、
この映画でゾンビたちをバッタバッタとやっつけてたらしいんですが、
(ゾンビ映画なのでこちらは私は観てません)
「ワールドウォーZであれほどゾンビをやっつけてたブラッド・ピットが
メキシコの麻薬カルテルにはあっさり・・・」なんて映画評も見かけました。
とにかく後味が悪くて怖い映画ですけど、
現実の世界の闇を知るという意味で、ご興味があればぜひどうぞ・・・