インボイスにも軽減措置か
2022年11月21日
今朝の日経新聞に、
フリーランスなどの小規模事業者については、
来年10月から始まる消費税のインボイス制度における納税額を
売上の際に受け取る消費税(会計処理上は「仮受消費税」)の2割を上限とする
という軽減措置を3年間の時限措置として設ける方向
という記事が出てました。
もともと消費税のインボイス制度は、
年間売上が1,000万円以下の免税事業者(税務署への納税が免除されてる事業者)が
売上先から預かったものの納税義務が無いために自社のサイフに入れていた消費税を
国に吐き出させる趣旨で設けられる制度だったので、
こうした零細事業者にも軽減措置は無い予定だったんですが、
ここにきて、業界からの反発を考慮したようです。
さらに、小規模な課税事業者向けに別途の猶予措置や
少額取引にはインボイス(適格請求書)不要という仕組みも作る予定
と記事にはありまして、
ただでさえ複雑な消費税の制度がさらに複雑な仕組みになりそうで、
会計事務所としては怖い限りです・・・