かっこよすぎる!
2023年01月05日
箱根駅伝の話ばかりで申し訳ないんですが、
今回の大会ですごくいいエピソードがあったので紹介させてください。
箱根駅伝は、箱根の芦ノ湖を目指す1日目の5区間約107kmを
5人のランナーがそれぞれ約20kmづつ走ってタスキをつなぎます。
その中でも往路中の最長距離でありキツイ上り坂がいくつかある難しい2区は
「花の2区」と呼ばれて、各校のエースランナーが出そろう区間です。
今年も、優勝した駒澤大学はもちろん、2位の中央も、そして3位の青学も
それぞれ絶対的エースと言われる選手をここに持ってきました。
で、当初は駒澤と青学のエースの一騎打ちかとも言われてましたが、
その戦いに中央のエースである吉居選手も加わりました。
ただ、地力に勝る駒澤と青学の選手に中央の吉居選手がズルズルと遅れ始め、
3人の戦いから脱落しそうになって青学の近藤選手からおいていかれそうになったとき、
青学の近藤選手は他校のライバルである吉居選手に対して、
「ついてこい!」
と声をかけて励ましたそうです。
実はこの2人、大学は青学と中央に分かれてライバルになったものの、
どちらも愛知県出身で同じクラブ出身の中学時代からの知り合いで、
1学年上で当時から強かった近藤選手は、吉居選手の憧れだったんだとか。
その声に励まされて息を吹き返した吉居選手はその後、
近藤選手どころか駒澤の田沢選手まで抜いてその区間1位でタスキをつなぎました。
あまりにかっこいい青春エピソードで
おじさんの私は思わずウルっときてしまいましたが、
すごくいい話じゃないですか、これ?