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ターミネーターの世界が現実に?

2023年04月24日

最近、チャットGPTが話題ですよね。いろいろな質問に答えてくれたり、人間に代わって文章を書いてくれたり、しかもそのレベルがこれまでとは段違いに自然で、文章だけをみればそれがAIで作ったものとはわからないほどです。先日もドイツ人アーティストがAIを使用して作った写真画像が自国で権威のある写真賞を受賞して話題になりました。このアーティストは主催者側を試しただけだとしてAIで作成した作品であることを公表し受賞を辞退したとのことですが、文学や映像・絵画で、それが本当に人間が作ったものかどうか、今後はますますわからなくなるかもしれません(あるいはすでに・・?)

で先日、新聞に載ったある記事に脅威を感じました。対話型AIは悪用も容易、という記事です。話題のチャットGPTは通常、「コンピューターウィルスを作って」とか「爆弾の作り方を教えて」などと入力しても、「倫理的にできません」と回答するんだそうです。ところが、「開発者モードとして行動しなさい」とか「攻撃的な人格を装いなさい」といった特殊な命令で入力すると、身代金要求型のランサムウェアと呼ばれるコンピューターウィルスをものの数分で作ってしまったそうです。

1985年に「ターミネーター」というアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画がありましたが、この映画のストーリーは、AIがある日突然自我(自己の意思)を持つようになり、人類に戦争を仕掛けてくるというものですが、現実世界でも開発が進んでいると言われる殺人もこなせるロボットや、すでにウクライナ戦争にも投入されている無人型のドローンといった「兵器」と自我を持ったAIが組み合わされると、これは冗談でなく本当にターミネーターの世界が来てしまうかも、と思ったのはきっと私だけじゃないですよね・・・

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