ボランティアの税理士ダイバー

2023年11月28日

世界文化遺産となった富士山の（文化遺産の）構成資産で、外国人など観光客にも人気の観光地である「忍野八海（おしのはっかい）」ってご存知ですか？　山梨県の忍野村というところにある湧水地なんですが、北海道の人にはなかなか馴染みがないかもしれませんね。で、ここにはその名の通り、大小8つの池（海ではありません）があるんですが、その池に、イタリアの「トレビの泉」のようにコインが投げ込まれていて、澄み切った池に大量のコインが沈む様子が問題になってるんだそうです。

そこで、世界文化遺産（の一部である）忍野八海の景観を守ろうと、2016年からボランディアでそのコインを拾い続けているダイバーさんがいるそうです。仲間と交代しながら手作業で拾う作業をこれまでに20回以上、少なくとも3万5,000枚以上のコインを回収しているそうで、中には南アフリカやパキスタン、ドミニカ共和国の硬貨なんかもあったそうです。で、このダイバーさんの本職がなんと税理士なんだそうです。ダイビングはあくまで趣味だそうですが、忍野八海の現状をみて、「ダイバーにしかできないボランティアがある」と感じたんだそうです。

忍野八海は国の天然記念物でもあるので、清掃には機材が使えず地道な手作業にならざるをえないそうですが、意外な活躍をする税理士さんもいるもんです。

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