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国税もAIを活用

2023年11月30日

国税当局が会社などの税務調査にAIの活用を本格化させている、という新聞記事が出てました。過去の申告漏れの事例などを学習させ、膨大な資料の中から申告漏れの疑いのある会社などをAIが割り出すんだそうです。2021年度からすでに全国の税務署に導入され、2022年度から本格的な運用が始まっているそうで、現在の主な対象は資本金が1億円未満の会社の法人税や消費税だそうです。調査によって発生する追加の納税額(追徴税額)は全体で386万円だそうですが、AIが選定した調査対象での1件あたりの平均追徴税額はなんと547万円で、人間が選定するより優秀な結果を出しているんだとか。

会計事務所側でもこうしたAIを使うことができれば、申告漏れなどのミスを事前に修正することができてすごくいいと思うんですけど、いかんせん、国税当局とはAIに学習させることができるデータ量の母数が違いますから、民間レベルでは有効なシステムにはならないかもしれません。なので、国税で使ってるこのAIを税理士側でも使わせてくれれば、申告漏れ(もちろん意図的でない単なるミス)が出ないよう、事前にちゃんとチェックできるんですけど、使わせてくれませんかね? 

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