5,000円の飲食費上限引き上げ
2023年12月05日
例年だと今月中旬に公表予定の、来年度の与党税制改正大綱ですが、その内容が小出しに報道されるようになってきました。で、昨日の新聞に出てたのが、5,000円以下の飲食費の上限金額引き上げです。
中小企業の場合、年間で800万円までの交際費は経費として認められてますが(税務上)、それを超える金額は使ってもいいんですが経費になりません(=会社の税金が安くなりません)。ただし、1人あたり5,000円以下の飲食費(1店舗あたり)はこの交際費に含める必要がないため800万円の上限とは関係なく、問答無用で経費処理が認められています。その5,000円がどうやら引き上げられそうだ、という内容です。金額としては数千円と新聞には書いてましたが、厚労省と経産省は1万円への引き上げを要望、商工会議所は2万円への引き上げを要望していて、自民党では1万円では高すぎるという意見があり、5,000円と1万円の間で決着する可能性が高いようです。
たしかこの話題は以前のブログでも書いたんですが、5,000円って微妙な金額だったので、数千円でも引き上げられるのはいいことだと思います。が、そもそも交際費の経費処理に上限額を設けてること自体が今のご時世ではいかがなものかと個人的には思ってるんですけどね。交際費をたくさん使ってもらえば、少しは景気が良くなるかもしれないのに。