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映画雑感 vol.97

2024年02月09日

先日、テレビの有料放送でやってた新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」を観たので、今回はこれを取り上げましょう。日本各地の廃墟にある「災いの元となる扉」を閉める旅に出る少女が主人公のお話です。これから観ようと思ってる方のために極力ネタバレを避けますが、東日本大震災をテーマにした映画、という新海監督の言葉を知らずにこの映画を観たんですが、先月起きた能登の地震は当然、2022年に公開されたこの映画の後に起きたことなので、新海監督にとっても複雑な思いだったかもしれません。

新海監督の作品を私が初めて観たのは「君の名は」でしたが、それがすごく良かったので、次の「天気の子」、そして今回の作品と続けて観てますが(それ以外のは観てないんですが)、個人的にはやはり「君の名は」が一番おもしろかったかな、とは思ってます。が、これまでの2作を観てきた方にはもちろんおすすめしますけどね。で、今気づいたんですが、この3つの作品はいずれも自然災害をテーマにした映画になってるんですね。今回の作品でも自然災害を人間の力でなんとかしようとしますが、能登の地震でも明らかなように、現実にはなかなか難しいことです・・・

私が今も観続けてるアニメ映画は新海監督とジブリ(宮崎駿さん)の作品だけですが、先月、アメリカのゴールデン・グローブ賞を受賞し(非英語作品としては初)、来月のアカデミー賞でも受賞が期待されてる宮崎駿さんの最新作「君たちはどう生きるか」を映画館では観てないので、テレビで放送されるのを楽しみにしてるところです。

 

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