北海道が最前線
2024年02月22日
旭川発祥の会社で、同業者とのM&Aを繰り返して一時は業界首位にもなったドラッグストアのツルハですが(現在は業界2位)、どうやらイオンの傘下に入ることになりそうです。創業家の鶴羽(ツルハ)一族は実はグループ会社の株をそれほど持ってないそうで、イオンがツルハの株を買い増すことでイオンの関連会社にする交渉が進んでいるそうです。イオンはグループ内にすでにドラッグストア業界首位のウェルシアを傘下に持ってるそうなので、これが実現するとドラッグストア業界の1位と2位がイオンのグループ会社ということになります。
イオンは30年以上前からこうしたM&A戦略を続けているそうですが、そういえば、北海道にあったマイカルというスーパー(その後ポスフール)もイオンに変わりましたし、その他の流通業でもイオンの傘下に入るところは多いようで、地方でシェアの高い会社をイオンのグループに飲み込む戦略の最前線が北海道とも言われてるそうです。
そういえば先日、イトーヨーカドーが現在北海道内で営業している数店舗を閉店して、北海道からはイトーヨーカドーが消えることが決まったそうですが、本業のスーパーではずいぶん前からイオンの一強になってました。ヨーカドーはグループにセブンイレブンがあるからスーパーには力が入ってなかったですもんね。