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インボイス導入で休廃業が最も多かった業種は

2024年04月03日

帝国データバンクによると、昨年1年間に休業や廃業した事業者で、一昨年と比べた増加率で最も多かった業種は、なんと税理士事務所だったんだそうです。一昨年の休業や廃業の数が30件だったのに対して昨年は81件となり、2.7倍になった、とのことでした。が、数字を扱うお仕事をしてる人ならわかると思いますが、母数が30件とか80件といった小さい数だと、「割合」とか「率」っていうのは簡単に増減しちゃいますから、すべての業種の中で税理士事務所の休廃業の割合が最も高かった、という見方はちょっと乱暴な気が個人的にはしますけどね・・・

インボイス制度は年間の売上が1,000万円以下の小規模零細事業者を狙い撃ちにした制度なので、こうした小規模事業者に休廃業などの影響が出るのはある程度わかってました。で、そういえば、全国に28,000~29,000あるといわれている税理士事務所は、職員数10人以下の事務所の割合が88%もあり、20人以下に広げると97%の事務所が該当するという調査結果をみると、もともと小規模な業界なので、そう考えるとインボイスの影響を受けるのも不思議ではないのかもしれません。税理士事務所はインボイス制度で困ってる会社さんや事業者さんを支援する側、という印象を持たれてるから、その税理士事務所自体が休廃業するのは意外という意味で取り上げられたのかもしれませんけどね。

 

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