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映画雑感 vol.104

2024年05月17日

前回の映画雑感で予告したとおり、今回もタランティーノ監督の作品を取り上げましょう。同監督の日本映画愛があふれた映画といえばなんといっても「キル・ビル」です。二部作の映画で、1作目が2003年、2作目が2004年に公開されてます。

ストーリーは、殺し屋だった主人公の女性(ユマ・サーマン・・パルプ・フィクションにも出演)が殺し屋稼業を引退して普通の男性と結婚しようと結婚式のリハーサルをしていた最中、所属していた組織の襲撃を受け、婚約者や参列者たちが殺され、妊娠していた自身のお腹の中の子供も死んでしまい、数年間の昏睡状態から目覚めた主人公が組織に復讐をする、というものです。

主人公の武器は日本刀、敵役の殺し屋達を演じるのはハリウッドの俳優以外にも千葉真一(!)、栗山千明(女子高生の制服姿の殺し屋で役名は「ゴーゴー夕張」!)、主人公のユマ・サーマンは「死亡遊戯」という映画に出演していたブルース・リーと同じジャージを着ている!(こちらは日本映画ではなく香港映画ですが・・)などなど、日本映画へのオマージュ(おちょくり・・?)が随所にあふれています。この映画には出演してませんが、監督が大ファンだという女優の梶芽衣子さんへのオマージュもあふれてます。また、この映画のメインテーマとして使われた布袋寅泰さんの「BATTLE  WITHOUT  HONOR  OR  HUMANITY」はもともと、映画「仁義なき戦い」のために作曲されたものですが、この映画ですっかり世界的にも有名になりましたね(みなさんも絶対知ってる曲です)。

ただまあ、かなりバイオレンスのキツイ映画ですから(たしかR-15)、これから観ようと思う方はご注意を・・・

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