あの名物社長も事業承継か
2024年05月21日
テレビのニュースなどで食品スーパーが取材を受ける際、必ずといっていいほどテレビに出てくるスーパーがあります。東京練馬の本店を含めて都内で複数店舗の食品スーパーを経営する「アキダイ」です。テレビの取材は年間で300本を超えるといいますから、そりゃ、テレビでよく見かけるわけです。私がいまだによくわからないのは、星の数ほど(と言ってはオーバーですが・・)ある食品スーパーの中で、なぜここだけがこんなに取材を受けるのかということですが、その理由の一つがアキダイの創業者で名物社長と言われる秋葉弘道さん(55歳)だそうです。
で、最近ニュースで見かけたんですが、秋葉社長がこのたび、自身が持ってるアキダイの全株式を同業の大手スーパー・グループに譲渡したんだそうです。いわゆる事業承継ですね。年齢的にもまだまだお元気な社長さんなんですが、以前から「50歳になったら仕事をやめよう」と考えていたんだそうです。ただ、会社の重要な仕事をすべてみずからこなしていたカリスマ社長でしたから、自分が抜けたあとの会社がどうなってしまうのかが心配でここまで延びてしまったんだとか。テレビですっかりおなじみの名物社長ですから、この方のブランド力でもってる部分も大きいため、今後も「雇われ」社長として仕事は続けるそうですが、私と同年代なのに、潔いなあ、と感心しちゃいました。