映画雑感 vol.106
2024年05月31日
昨年の映画雑感で少し予告してましたが、「あぶない刑事」の劇場最新作である「帰ってきた あぶない刑事」を先日劇場で観てきました。
昭和の終わりのバブル時代にヒットしたこのシリーズを令和の今観ると若干イタイ感じになるかもしれないことを心配してたんですが、結論から言うとそういイタさはほとんどなく、面白い映画でした。舘ひろしさん(74歳)と柴田恭兵さん(72歳)のカッコよさには驚きましたし、よくまあ、あんなに走れるもんです。私はまだ50代ですけど、今あんなに走ったらたぶん骨折します(疲労骨折)。
ストーリーの若干の無理な展開をとやかく言う映画ではありませんから、これはもう、お二人のカッコよさを楽しむ映画です。あ、もちろん、舞台となった横浜の街を知ってる方なら横浜の街も楽しめます。そしてこのシリーズの往年のファンにとっては浅野温子さんや仲村トオルさん、ベンガルさんが出ているのうれしいところです。当時のレギュラーメンバーの中にはすでに亡くなった俳優さんもいますからね。それにしても浅野温子さんの扱いはひどかったですけど・・・(笑えますけど)。そして映画館に来ていた観客も年齢層はやはり若干高めでした。
過去のシリーズを観ないでいきなり観ても面白い、と言いたいところですが、この映画はやはり、過去のシリーズ(全部は観なくても大丈夫ですが)を観てから観たほうが楽しめるとは思います。