自動車メーカーによる不正問題が話題ですが

2024年06月05日

車を量産するために必要な型式指定の取得をめぐる不正問題は、トヨタやホンダ、マツダなど、大手自動車メーカーが関わっていたとして大きな話題になってます。以前、ダイハツが同じ問題で一部の車の認証が取り消されて大きなニュースになりましたが、それがとうとう、日本を代表する企業であるトヨタにまで広がってしまったわけです。

ただ、今朝の新聞記事を見てよくわからなくなりました。たとえばトヨタの例だと、車の後方から台車を衝突させて燃料漏れなどを確認する試験で、国の規定では重量1,100キロ（±20キロ）の台車を衝突させることになってるのに対して、トヨタではそれより厳しい1,800キロの台車を衝突させる試験をしていたのがルールに則ってない「不正」だと認定されたというんです。

「ん？　国の基準より厳しい試験を課していたのが不正？」

実際、今回問題になってる「不正」の多くは、メーカー各社が国の規定より厳しい社内試験をしていた結果だと記事には書いてましたから、この記事だけだと、「それって、不正なの？」と思いません？　まあ、新聞記事も事の全体像を常に正しく報道してるとは限らないんですけどね。

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