西俊輔の「毎日楽しく」

2020年4月号(Vol.176)

新型コロナウィルスに係るニュースがテレビやマスコミに出始めたのは、今年の1月ごろからだったでしょうか。そのころはまだ、多くの人が今のような騒ぎになるとは思っていなかったと思いますが、横浜に寄港したクルーズ船で感染者が確認された辺りから連日ニュースで取り上げられるようになり、現在ではこのニュースを見ない日はありません。

3月下旬の現時点では、日本で感染者が爆発的に増えるまでには至らずなんとか持ちこたえてる感じですが、イタリアを中心としたヨーロッパでは中国をしのぐ勢いで感染者が増えてますし(もちろん、中国が公表しているデータが信頼できるものであればですが)、この原稿を書いていた時点ではとうとう、今年の7月下旬に開催が予定されていた東京オリンピックの延期が決まってしまいました。

本当にまさかここまで影響が大きくなるとは思ってませんでしたが、最近、コロナへの感染以上に心配になってきたのが経済の落ち込みです。

感染者が爆発的に増えているヨーロッパの国々ではウィルス発生元と言われている中国の武漢と同様、人の移動や外出などを禁じるロックダウンと呼ばれる都市の封鎖を行っていますが、これによって多くのビジネスで売上が激減するという悪影響が出ています。

これはロックダウンが行われてない日本も同様です。特に大きな影響を受けているのは飲食業や観光業、旅客運送業、そして多くの人を集めるイベントや芸能活動に関係する業種と言われてますが、この影響は今後もっと多くの業種に波及していくはずですし、しかもこれが世界中の国で同時に起きているわけです。

すでにリーマン・ショック以上になると言われている景気の落ち込みが、このままではいずれ世界恐慌にまで発展しやしないかと、本気で心配する人たちも最近は出てきたようです。

1929年にアメリカから世界に広がった世界恐慌はやがて第二次世界大戦の原因にもなってますから、もし本当に恐慌なんてことになったら、過去の歴史をみても、自国が生き延びるための道を戦争に求める国が出てこないとも限りません。

 現時点でコロナの感染を広げるわけにはいきませんので必要な活動自粛はやむをえませんが、治療薬とまではいかなくても感染者の重症化を防ぐ方法なり薬が見つかれば、もし感染しても単なる風邪で終わってしまうようになるかもしれません。

そうなれば経済活動はまた元に戻すことができますから、一刻も早くこうした状況になることを祈るばかりです。すでにビジネスがかなり厳しい状況になり、このまま続けるかどうか悩んでいる方々も出始めていますが、今は一人一人ができることを一生懸命にやっていくしかありません。

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