西俊輔の「毎日楽しく」

変化に対応する者だけが生き残る

先日、日産自動車がその看板車種の一つであるスカイラインの開発を中止する、というニュースが出てました。

スカイラインは日本国内専用のブランドで海外では販売されてないそうですが、その誕生は今からなんと64年も前の1957年で、日産の現行車種では最も歴史が古い車なんだそうです。

特に、もともとはスカイラインのグレードのひとつであったGT-Rという車は、海外のスポーツカーを相手にレースで連勝して「伝説」となり、現在はスカイラインから独立したひとつの車種となって、海外でも人気が高い車なんだそうです。

そのスカイラインの開発が中止される理由はもちろん、販売不振です。ここ最近はSUVと言われる多目的スポーツ車が世界的に人気で、スカイラインのようなセダンタイプの車が売れなくなってるといいます。

そのため、セダンタイプの車で苦戦してるのはトヨタや他のメーカーも一緒で、トヨタなどは最近、セダンタイプの車の販売を次々に終了させています。

1980年代、ハイソサエティーの人たちが乗る「ハイソカー」(本当のハイソサエティーな方々は高級外車に乗ってたんでしょうけど・・・)と呼ばれて若者の憧れだったトヨタのマークⅡやチェイサー、クレスタなどは現在販売されてませんが、ハイソカーと呼ばれた車のほとんどがセダンタイプの車でした。

社会のニーズの変化に伴って廃れていくものがある一方、コロナ禍の現在、ウーバーイーツやウォルトなどのフードデリバリーは好調なようです。

新型コロナウィルスというイレギュラーな要素によるものですから、車に対する人々の嗜好の変化とはその原因が異なりますが、ただ、事業者側の努力ではどうしようもない外部要因によるビジネス環境の変化という意味では共通しています。

飲食店や旅行・運輸業界にとってはまったく想定していなかった環境の変化でしたが、それはフードデリバリー業界にとっても同じだったかもしれません。

今の環境やビジネスがずっと続くとは思っていなかったとしても、今そのビジネスがうまくいってる間に、それを否定するような新しい動きを起こすことはなかなか難しいものです。

「変化に対応する者だけが生き残る」というのは進化論を唱えたダーウィンの言葉と言われてますが(ダーウィンの言葉ではないという説もあるそうですが)、ゆっくりと進行する環境の変化を感じ取るのは本当に難しいことですよね。

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