西俊輔の「毎日楽しく」

生きていくしかない

あけましておめでとうございます。

一昨年に続き、昨年も結局コロナで大変な1年になりましたが、今年ははたしてどうなるのでしょうか。少なくとも日本国内ではずいぶん感染者も減りましたから、このまま収まってくれることを祈るばかりです。そして今年こそはみなさまにとって良い一年になりますよう、心からお祈りしております。

さて、昨年12月の下旬にびっくりするニュースがふたつありました。ひとつは大阪の心療内科クリニックで起きた放火事件で、この原稿を書いてる時点で25人もの方が亡くなったというニュースです。もうひとつは、俳優の神田沙也加さんが、宿泊していた札幌のホテルから転落して亡くなったというニュースです。

神田沙也加さんの件は驚きましたね。事故と自殺の両面で捜査されているとのことですが、遺書が残ってたという話もありますから、もしそれが本当なら、事故ではなかったのかもしれません。宿泊していたホテルの部屋の窓は開きはするものの、そのままでは人が通れるほど開かないとのことでしたしね。もちろん、詳しい原因はまだわかってませんし、今後も公表されるかどうかわかりませんが、あの松田聖子さんと神田正輝さんの一人娘さんで、親と同じ芸能界で仕事をしていたわけですから、そのプレッシャーは相当なものだったでしょうし、神田沙也加さんの交際相手をめぐって母親である松田聖子さんとは確執があったなんてことも報道されてますから、ご本人は相当悩んでいたのかもしれません。ミュージカルのオーディションで自分が選ばれたときに、親が有名人だから選ばれたのかも、ということを気にしていたとか、生まれ変わるとしたら今の自分以外だったら何でもいい、と答えていたというエピソードを聞くと、なんとも切ない気持ちになります。

あれだけ社会現象になっていたのに、私はこれまで「鬼滅の刃」を観たことがなかったんですが、最近ようやくテレビ版を観る機会がありまして、何話目かで使われていた挿入歌なんですが、今回の事件ともあいまってなんとも心に響く歌詞がありました。「失っても 失っても 生きていくしかない どんなにうちのめされても守るものがある 傷ついても 傷ついても 立ち上がるしかない どんなにうちのめされても守るものがある」人生はときにつらいことばかりが続くこともありますが、みなさん、今年もがんばっていきましょうね!

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