西俊輔の「毎日楽しく」

平和に感謝

最近の新聞やテレビのニュースなどで、日本の今年(2023年)のGDP(国内総生産)がドイツに抜かれて世界第4位になる見込み、と報道されました。

今から55年前の1968年、当時の主要指標だったGNP(国民総生産)で日本は西ドイツ(当時)を抜いて世界第2位の経済大国となり、その後40年ほどその地位を守ってきましたが、2010年には中国に抜かれて世界第3位となり、今回55年ぶりにドイツに抜き返されることになりそうです。

ちなみに、ドイツの人口は日本の3分の2程度ですから、国民一人あたりでみるとその差はさらに広がります。主な原因のひとつに円安があるため、年末までの為替相場の動向によってはまだわからない部分はあるものの、日本の物価上昇率の低さも考えると、この結果はほぼ確定と言われているようです。

ただ、この順位の低下はこれで終わりではなく、3年後の2026年にはインドに抜かれて世界第5位になる見込みなのと、今後の状況次第では2030年前後にイギリスに抜かれる可能性もあるそうで、経済の面だけでみると、日本の凋落ぶりは寂しい限りです・・・。

コロナ禍が終わって海外からの観光客が増えてますが、テレビのインタビューなどでこうした海外からの観光客が口にするのは決まって、「日本は物価が安い」という言葉です。日本に住む私たちからすると物価が安いどころか、最近の値上げで大変な思いをしている人が多いと思いますが、海外の人たちからするとそれでも全然安いようで、不動産を含めた海外からの「爆買い」は当面は続くかもしれません。

マクドナルドの看板商品のひとつである「ビッグマック」の各国での販売価格を比較することでその国の購買力を表す(と言われている)「ビッグマック指数」によれば、2023年7月時点の日本でのビッグマックの販売価格が450円なのに対して、本家のアメリカでは日本円に換算して778円、日本を除く主要先進国で最も安いカナダでも592円、世界で最も高いスイスになると、ビッグマックはなんと1,056円もします。

ちなみに、お隣の韓国でも489円するそうですから、日本は韓国よりも安い国ということになります・・・。日本はいったいいつからこんなに「安い」国になったのか、と悲しくなってしまいますが、もちろん、人の幸せは経済がすべてではありませんから、日々の生活を普通に過ごすことができていること自体に感謝すべきなんでしょう。戦争が続く国と違って日本は今のところは平和ですしね。

 さて、今年もみなさまには大変お世話になり、ありがとうございました。来年もみなさまにとって良い一年になりますように。

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