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北風と太陽

2022年05月16日

イソップ童話にある「北風と太陽」

というお話をみなさん知ってますよね。

通りかかった旅人のマントをどちらが引き剥がせるか

ということを北風と太陽が競争するお話です。

北風はビューッと旅人のマントを吹き飛ばそうとしますが、

強く吹けば吹くほど旅人はマントを飛ばされまいとしますから

いつまでたってもマントが吹き飛ばされる気配はありません。

一方の太陽はぽかぽかと温かい日差しをあびせて

暑くなった旅人がみずからマントを脱ぐように仕向けて、

この競争は太陽の勝ち、というお話です。

このお話の学びは、誰かに何かをしてもらおうというときは

力ずくでやらせようとしてもダメで、

相手がその気になるよう仕向けたほうがうまくいく

ということです。

 

ヨーロッパの軍事同盟であるNATO(北大西洋条約機構)

が東方に拡大しないよう、ウクライナを侵略したロシアですが、

これがきっかけとなって、

フィンランドとスウェーデンという、これまで中立だった国々が

NATOに加盟するきっかけを作ってしまった今回の戦争はまさに

この北風と太陽の学びがぴったり当てはまるものだと思うんですが、

プーチンさんはこのイソップ童話を読んだことがないんですかね?

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