西俊輔の「毎日楽しく」

選挙イヤー

 2024年の今年は世界の多くの国で大統領選挙や国政選挙が行われる世界的な「選挙イヤー」と言われてます。1月には台湾で総統選挙が行われ、台湾独立派と言われる与党の候補が前回に続いて総統になりました。そして3月にはロシアで大統領選挙が行われてプーチンさんが再選しました。対立候補者の立候補を事実上認めていないロシアの選挙を、いわゆる「選挙」と呼べるのかは世界中の誰もが疑問に思ってることですが、一応選挙は行われました。また4月には韓国で国会の総選挙が行われ、日本との関係改善を図る現在の大統領を支える政権与党が大敗しました。それ以外でも、インドやアフリカ、南米諸国、ヨーロッパ各国、EUの議会選挙など、今年は本当に多くの選挙が行われます。

 そして今年の目玉といえばなんといっても11月のアメリカ大統領選挙です。現職のバイデンさんが選挙戦の途中で撤退を表明し、急遽、民主党の候補になったのが副大統領としてバイデンさんを支えてきたハリスさんでした。有色人種で女性のハリスさんがアメリカ史上初の女性大統領になるかどうかが注目されてますが、それと同時に注目されているのが、対立候補のトランプさんです。過激な言動で知られるトランプさんが再び大統領になるかどうかによって、世界中の国々が大きな影響を受けることになりますから、今回のアメリカ大統領選挙はひょっとしたら、女性初の大統領が誕生するかどうかよりもトランプさんが大統領になるかどうかの方がより注目されているのかもしれません。ちなみに、これまでアメリカで女性の大統領が誕生しなかった理由のひとつとしてよく言われるのが、世界最強の軍隊であるアメリカ軍の最高司令官が女性で務まるのか? ということですが、中国やロシアなども含めて世界の主要国のトップがみんな女性になれば戦争なんか起きなくなるかもしれないと私は思ってますけど、私が生きてる間にそういう状況をみるのはなかなか難しいんでしょうけどね・・・ 

 さて、そして私たち日本の話題です。最大野党である立憲民主党の代表選が先日行われて野田さんが当選しましたが、注目は自民党の総裁選挙です。この原稿を書いてる時点ではまだ選挙が行われてませんが、みなさんのお手元に届くころには日本の新しい総理大臣が決まってるはずです。そしてそのときには国会の解散時期と、衆議院の総選挙が大きな話題になっているかもしれません。

 私たちは総理大臣を直接選ぶことはできませんので、それを選ぶ国会議員さんは慎重に選びたいものですけど、「投票したい人がいない・・」というよく聞く意見も民主主義の大きな悩みのひとつですけどね・・

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