西俊輔の「毎日楽しく」

2019年10月号(Vol.170)

いよいよ今月から消費税の税率が上がりますね。上げる上げると言いながら過去二度にわたって延期されていたので、なかば、オオカミ少年化していた消費税率のアップですが、今回は三度目の正直となりました。10月1日から税率は原則として10%に上がるわけですが、それと同時に、税率を8%のまま据え置く「軽減税率制度」も導入されます。ところが、これが実務上判断に迷うケースが大変多く、しばらく混乱が続くのでは? と言われています。たとえばこんな感じです。

 

Q1.水道料金の税率は何%でしょうか?

Q2.お酒を原料にしたお菓子の税率は何%でしょうか?

Q3.回転寿司で席に着いて飲食しながら、同時に持ち帰り用のパックに詰めて持ち帰るお寿司の税率は何%でしょうか?

Q4.遊園地の売店に併設されてるベンチで飲食する場合と、公園で開催されてるお祭りの露店の目の前にある公園のベンチで飲食する場合、それぞれの税率は何%でしょうか?

 

 みなさん、おわかりになりますか? 軽減税率は「飲食料品」と「定期購読の新聞」が対象になっていますが、飲食料品といってもお酒や外食、ケータリングなどは軽減税率の対象から除かれているため、判断に迷うケースが多くなってしまっています。医薬品や医薬部外品も軽減税率の対象とはなりません。なお、上記の答えは次のとおりです。

 

 A1.水道料金は10%、コンビニ等で購入するミネラルウォーターは8%

 A2.酒税法に定める「酒類」に該当しない限り8%

 A3.最初から持ち帰り専用コーナーなどで購入しない限り、飲食席で持ち帰り用として詰めても10%(食べ残しを持ち帰る場合も10%)

 A4.遊園地のベンチは外食として10%、お祭りの露店での公園のベンチは持ち帰りとして8%(例外あり)

 

 飲食料品の包装容器は? とか、おもちゃと一体となったお菓子は? 電子版の新聞は? 等々、疑問はつきないわけですが、たぶん、大混乱になりますよね・・・。

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