インボイス制度が始まってしまいました

2023年10月02日

昨日10月1日から、消費税のインボイス制度が始まりました。大手の会社（お店）では9月からすでに対応は始まっていたのかもしれませんが、昨日、買い物をしたコンビニの領収書をあらためて見てみたら、あたりまえですが、登録番号などインボイスとしての要件を満たした領収書になってましたね。

先日会った方が、「いっそのこと『免税事業者制度』を無くします、と言ったほうがよっぽど潔いのに、インボイス制度って（免税事業者に対して）ひどい制度ですね」と言ってたんですが、まさしくその通りです。免税事業者制度を無くします、と言ってしまったら、それは国による強制なので国は猛烈な批判を浴びることになるでしょうけど、インボイス制度で免税事業者が登録をするかどうかはあくまで自由、ただ、登録しないと取引先に迷惑がかかっちゃうけどどうします？　という苦しい選択を免税事業者に迫る制度ですから、非常に狡猾（陰湿）（おっと。言い過ぎかな）な制度です。

NHKなどでは、10%・8%の複数税率に適切に対応するための制度、という国が公表している導入理由の説明をしてましたが、「いや。それはインボイス導入前からすでに領収書や請求書はそういう様式になってたから（区分記載請求書）、インボイス導入の本当の理由はそこじゃないんだけど・・・」とツッコミを入れた専門家はたくさんいたと思います。

ただ、インボイスではそうやってニュースのウラを読むことができますが、詳しくない分野のニュースだと発表を鵜呑みにしちゃってるケースは多いんだろうな・・・

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